夏のグラス

 午前11時半すぎ、晴天。今日の、土浦の気温は、摂氏33度までゆきそうである。五日程まえより罹っていた夏風邪は、どうやら峠をこしたようである。疲れの芯のようなものが取れている気がする。

 奥の部屋の六畳間の窓辺に座ると、涼しい風が入ってくる。そして、陽だまりに切子のグラスを置いてみると、思った以上の清涼感が出て、写真を撮ってみた。

 切子グラスの影が涼し気である。この頃の夏は、ただ暑いばかりで閉口であったが、ここに来て、すこしは良い気分がする。

 話題はかわって、昨今の国際情勢を鑑みて、ちょっと、思いついたことをひとつ。問題のある国は、問題のない国になれば問題は解決するのではないのか、と云う考えである。ロシアは、ウクライナに侵攻しているが、ロシアがウクライナ的国家になれば侵攻は無くなるのでは、と云う思いつきである。それは中国が台湾的国家になれば、なにも台湾問題云々は無いわけである。どちらも、台湾なら問題はない。それから、スリランカも破綻しており、アフガニスタンの人々も困窮している。無理に自分たちだけでやろうとするから、うまくゆかないのではないのか、と思う。他人の良いところを学んで、模倣してゆけば幸福になる近道であると思う。併し、なかなか、それが出来ない。