句画集「焦眉の風」制作➉

 午後6時まえ、曇天。本日の土浦市の気温24~34度。二三日まえより夏風邪をひいて体調はわるい。微熱36.5度。私の場合、平熱が35度代であるので、この場合は、やや高い、と言えそうだ。そして、風邪特有の倦怠感はあるが、今回は咳もなく、鼻水もでない。咽喉も痛くない。ただの夏風邪であると思う。併し、今はコロナ禍の第7波であるので油断はできない。兎に角、血中酸素飽和度は98あるので楽観している。

 風邪の具合が本格的になるまえに木版画を制作した。句画集「焦眉の風」の木版画12枚目である。今度の絵は、画面が妙な具合になっている。階段の登り段のところが妙になっている。併し、かまわず彫り進み、摺ってみると、やはり妙であった。階段を眺めていると、この階段は登れそうもない気がしてきた。そのことが、また画題と合っているような気もしている。

 「死にたくないとは言いづらい」の句を載せてみた。「押入れ頭男」は階段の踊り場に小さく居る。存在感の小ささが不安定な状況をより演出していると思う。