時事放談・新風到来!

 午後5時まえ、曇天。本日の右籾の気温2~11度。早朝でも、わりあい暖かく感じる。

 昨今、ネット記事を読み流していると、気になる記事に出逢うことがある。そのうちのひとつに、「作文花丸事件」があった。奈良県の小学生女児が書いたイジメを苦にした作文に担任教師が花丸を書いたと云う事件である。教師の真意は不明であるが、イジメを訴えている作文に大きな花丸を書くと云うのは如何なものであろうか。女児の両親は学校に掛け合い、うまくゆかず、市に掛け合った。結果、市は「重大事態に認定」という判定を出した。そして、両親は、学校側の対応に不信感を抱いて損害賠償請求の訴訟に発展している。

 また、もうひとつは、大阪府の小学生女児が熱中症になったと云う事件である。事件は、遠足のときに発生した。事件を起こしたのは女児生徒の担任教師で、不可解な対応により女児は熱中症になった。女児の母親は、女児の体力不足を懸念して、事前に遠足に持参させた水筒のお茶がなくなり次第、教師に新たなお茶を買い与えるように、お金を持たせて依頼していた。併し、教師は新たなお茶を与えることをせずに、また女児が母親に連絡を取ってほしい旨を教師に依頼するも、教師は連絡をしなかった。母親は、学校側の対応に不信感を抱き、市を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。

 この二つの事件は、些細と言えば、些細である。併し、旧態依然とした教育現場の、職場の仲間を守るだけに終始する学校のあり方に疑問を突きつける上で重要な出来事であると考える。私は、これを軽はずみな問題提起とはしない。

 小学校など教育現場だけに限らず、公的機関、病院、警察など新風が必要な現場は多数ある。ここは敢えて、昭和的な雰囲気は駆逐してゆくが賢明としたい。昭和的感性の者たちは消えゆく者たちである。私も、その一人にならぬようにしたい。