青天の霹靂!?の気分

 午後4時、雨天。気温摂氏15度。終日、三島の空は雨降りである。今、私は静岡の三島に居る。もう、かれこれ二週間になる。父親が倒れた。・・・これから入院すると、本人から電話があったのは9月29日。そのとき私は4時間後に仕事の予定が入っていたので、それを済ませてからと思っているうちに、今度は私の方が軀具合がわるくなってしまって、結局、三島に着いたのは翌30日の午後になっていた。病室での父親は案外元気そうで、すぐ来いと云う割に重病患者に見えず、かえって私の方がその場に倒れ込みそうな感じであった。・・・問題は、病気の父親ではなく、足腰がわるく家事のできない母親の方で、私とマキコで面倒をみることになった。併し、私たちにも東京での生活があるので、いつまでもここにいるわけにもいかない。さて、どうするか。迂闊にも親の介護問題がわたしに降り掛かってくるとは思わなかった。
 こう云う中でも仕事は継続している。木版漫画「蜘蛛の糸」はトレぺ写しが終わり、版木に写す作業も終わり、今彫版作業に入っている。版木は1枚目である。