時事放談 九月号

 午前11時半すぎ、曇天。室内気温28度。屋外は、もっと涼しい。やっと、右籾も秋らしい気温になってきた。それでも湿気が多く、鬱陶しい感じは変わらないが。

 世間では、芸能界における男児性虐待事件の取り扱い問題で右往左往している。来年のカレンダーがどうしたとか、紅白がどうしたとか、喧しいことである。今まで長年にわたり、見ないふりをしてきた膿が一気に出てきている構図である。日本国中が、ひとりの性犯罪者の欲望に翻弄され、それのツケを払っている途中である。併し、40年前より、日本国中の人間は知っていたはずである。少なくとも件の男性の性嗜好は周知であり、それを検証して止める者はいなかった。そして、男児にたいする性虐待が明るみに出て、はじめて犯罪として認知された。件の男性の親族経営会社は、会社を解散すべきである。そして、被害者に補償して一度解散して、新しく会社をつくればいい。

 追記する。件の性加害男性と会社には非はあるが、所属タレントには非はないとの意見がある。たとえば食堂で食中毒被害が出て、食堂と従業員に非はあるが、料理には非がないとして客に出しつづけるとしたら、どうであろうか。食べるだろうか。食堂の店長の起こした犯罪が、たとえ食中毒事案でなくとも客は来店を控えると思う。そして、常連の客のなかには、料理を食べたいばかりに店長の犯罪に目をつぶりたがる傾向がある。料理の味に魅了されて、なかば中毒状態である。中毒をしていると判断能力が衰え無残なことになりやすい。件の性加害男性の会社は、たくさんの中毒患者を出してきたと考えたほうがいいと思う。これを単に芸能の、一現象と見過ごしていると、また日本国中が件の男の術中にはまることになる。

 顕彰すべき人は顕彰し、糾弾すべき人物は糾弾すべきである。この当たり前なことができないのが、今の日本の悪いところである。

 また、芸能界の薬物汚染も問題になっているが、要は日本では、大麻は無免許の取り扱いは非合法である、と云うことである。大麻の取り扱いを無免許で合法にしたい人たちは、時節を待って合法化運動をすればよいだけである。私は、大麻吸引には反対である。躰に悪いと云う印象を持っている。大麻の合法化には反対しないが、私は関わらない立場である。実際、私は煙草も吸わず、酒も飲まない。大麻などの薬物はとんでもない話である。

 それから、大国の侵略戦争が長引いている。どう云う幕引きなのか判然としていない。もしかしたら、世界戦争に突入するのではと危惧している。2026年には、また別の大国が侵略戦争を計画しているとの情報がある。隣国の半島では、常に臨戦態勢で気が抜けない。戦争云々は話が大きすぎて個人で気をつける範囲を超えている。どうしたらいいのか判らない。