句画集「焦眉の風」制作④

 午前11時まえ、曇天。本日の気温5~16度。今にも雨が降り出しそうな空模様である。近頃は体調がよくない。歯科医通いの心労が祟ったのか、ウクライナ侵攻の戦火拡大の心労が災いしたのか、はたまた、コロナ禍の慢性的な閉塞感と先の見えない不景気がこたえたのか判然としないが、兎に角、体調がすぐれない。胃痛と歯痛と胸痛が同時に到来して、私を苦しめている。もっとも、病は気からと言うので、何事も気にしなければよいのであるが。

 句画集「焦眉の風」の木版画制作は、体調不良を別にして相変わらず順調である。この句画集は、土浦市の風景をスケッチしながら木版画を制作して、「押入れ頭男」も画面に登場している。単行本の「或る押入れ頭男の話」では、大きなコマ絵で、思う存分作画が出来なかった分、今回の木版画制作で大いに制作している。この制作はとても楽しい。

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 木版画「土浦236号線」である。この木版画に「かりている からだに心がすんでいる」の句を添えてある。私の木版画の風景は、どれも暗い雰囲気なので「焦眉の風」の暗い句がよく馴染む。