台風とコロナと

 午前11時まえ、雨天。昨夜から雨は降り続いている。気温20度を下回って寒く、早くもエアコンの暖房を入れている。

 台風14号の影響で、いろいろと事態が進展しにくい状態がつづいている。私のところでも問題がいくつも山積みになっており、それの解決にむかっているが、遅々として進んでいない。

 問題のひとつは、言うまでもなくコロナ禍である。そして、コロナ禍から派生した収入問題。いま日本中で調子のいい業種は食料品小売り販売業ぐらいではないだろうか。それから、ドラックストアも好調らしい。その他の小規模飲食店は壊滅状態で廃業している店が続出している。もともと年金廃業してシャッターを下ろしていた街の通りは、いよいよゴーストタウンのようになるのだろう。

 それから、新型コロナであるが、最近やはりバスのなかで集団感染している。学生の運動部員たちが集団感染したらしいが、学生たちはバスのなかでマスクをしていなかったのだろうか、と疑問である。そこのところを明確に報道しないと、ただ単にバス乗車で感染するという印象だけを与えてしまう。マスクをせずにバスのなかで話しをしていたのか、またはマスクなしでせきくしゃみをしたのかを詳しく報道してほしい。

 そして、新型コロナの後遺症である。ネット記事では49歳の黒人男性が腎不全になったとあった。腎臓移植が必要なのか、または人工透析が必要なのか詳細は不明であるが、兎に角、たいへん重篤な後遺症である。やはり、新型コロナは恐ろしい病気である。私は、自分が臆病な者だとは思わない。正しく恐れて生きてゆくことは必要である。恐れることに慣れ、やがて恐れることが面倒になって、杜撰な対応で感染を広めてゆくとしたら、それだけで犯罪的行為だと言えるだろう。

 

 政治の話である。なんとなく世の中は回っている。良い方向に行っていない気がするが、政治は本来、政治家がおこなう筈であったが、今はしっかりした政治家がいない。少なくとも自民党の中には殆どいない。野党にもろくな者はいない。安倍政権はひどかったが、菅政権もひどい。都合が悪い学者を排除して、反論がでると言い訳もせず、だんまりを決め込んで、それで時が過ぎるのを待っている。現代には、壮士はなく、主義者もいないから、だらしのない政治家もどきが野放し状態になっている。緊張感もなく、だらだらと進んでいる。

 日本だけではなく、中国でも、アメリカでも良くない方向に行っている。併し、それを誰も止めようとしていない。結局、あとで振り返ると、あのとき、こうしなかったから大変なことになったんだと歴史になってしまうのだろうと思う。現代は、個人主義的思考が蔓延していて、誰も、大義の為に、社会の為に、ひとの為に動こうとしない。行動範囲は手の届くところまでで、それ以上は尻込みしてしまう。大きく振りかぶると道化になってしまうことを知ってしまったからであろうか。