コロナとトランプ

 午後7時ごろ、曇天。気温21度。過ごしやすい日々である。気候は穏やかである。併し、人々の間ではコロナ禍の嵐が吹いている。

 アメリカのトランプ大統領が3日間の入院で退院した。新型コロナに感染したが、あまりに早すぎる退院であり、間違った新型コロナ感染症の宣伝をしており、たいへん心配している。それでなくともアメリカでは、あまりマスクをしたがらないようであり、世界で一番感染が広まっているのに、どうして完治していないのに退院したのか、どうして、ひと前でマスクを取ることが出来るのか、神経が判らない。間違った対応ばかりで、たいへん憂慮している。

 間違っているのは、アメリカの大統領ばかりではない。日本の首相も、間違った対応をしている。学術会議の人選に反政府自民党の人たちがいるからと、それらの学者を除外しているのである。私は恐れる、また、過去の、大政翼賛会のようなことになっているのではと恐れている。菅首相は、日本をどうするつもりであろうか。また、戦争でもしようとしているのか。へんに勘ぐってしまう。地ならしのうまい菅首相であるから、気がついたら大変なことになっていた、とならないように祈りたい。・・・祈るしかないとは、あまりに無力で、われながら嫌になるが・・・

 コロナ禍のなか散歩にでる。自転車に乗っての散歩である。下井草方面を暫くぶりに行く。あてもなく、自転車をそろそろと進める。道行く人々の半分ぐらいがマスクをしていない。天候は、穏やかである。暖かい。寒くなく、暑くない。併し、人々の間では目に見えないウイルスが飛び交い、まさに静かな交戦状態にある。皆平静を装っている。併し、内心では、他人のことは、みなウイルスに見えているのだろう。静かに交戦しているのが判る。皆戦っている。ウイルスと戦わずに、人々の間で戦っている。暖かいのに、心寒い時代になってしまった。