昭和22年10月24日の官報

 午後6時半、曇天。気温17度ほど。風邪をひいたらしく、体調がわるい。軀を冷やしたつもりはないが、寝ていて軀が冷えたのかもしれない。風邪だと思っていなかったが、医者にかかると風邪のような鼻声になり、女医に鼻声を指摘され、そう言われてみると風邪をひいたような気持ちもしてきた。コロナ禍であり、女医はコロナを警戒していたが、私の実感では、そうではなく、溶連菌のような症状だと思っていた。

 体調は、すこぶる悪いが、こう云うときだからこそ趣味性を発揮してゆきたい。

f:id:gorogure:20201022182413j:plain

 上掲の画像は、昭和22年10月25日の官報である。官報には、第二回国民体育大会記念の切手発行の告知がある。そして、その横には、第二回国民体育大会記念の1円20銭切手が一枚貼られ、郵便局の消印が押されている。消印の日付が22.10.25とあるので、切手の発行日と同日消印であり、官報自体が初日カバー仕様になっている。私は、これをオークションで入手したが、当時、官報を郵便局へ持ち込んで、切手を買い、切手を貼り、そして、消印を郵便局員に押させた人は相当な好事家であったと思う。そして、時代を経て、この初日カバー、またはマキシマムカード仕様の物はオークションへ出品され、落札された。私の他に、ひとりだけ入札者があり、入札で競り勝ったわけだが、落札価格は870円であったので、価値の判る者は皆無と言ってよかった。