つらい話ばかり

 午前11時まえ、晴天。気温1~13度。昼ちかくなっても、まだ寒い。いつもやってくる近隣の地域猫カリカリごはんをあげていると、ちがう白地に赤茶のブチがある大きな猫が、ぬっ、とやってきて威圧的である。私が近づいても逃げてゆかない。よく太っているので飼い猫かもしれない。併し、面構えはノラ猫然としている。物腰は飼い猫のようでもある。いつもの猫を見守るようにしてご飯をあげて、大きな猫にご飯を取られないように見張り番をしていた。

 近頃は、日本のコロナ禍が小康状態になって、やれやれと思っているところに大阪では物騒な事件が起きて肝を冷やしている。そして、今度は大物歌手の愛娘が不慮の死去となり、年末になって、なんだか暗い世相である。併し、生き残っているわれわれは、コロナ禍を、コロナ不況のなか、しぶとく生きるところを、生きてゆくほかにない。あわてなくとも、人間いつかは死ぬのである。死ぬときに死ねればいいだけで、なにもわざわざ急いで死ぬことはない。生きることだけを見つめていれば、死ぬことはないと考えている。

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 半月ほどまえよりポストカードを作っている。今のところ10枚作ったが、追加で、あと10枚作っている。過去の仕事を顧みると、いくらでもポストカードにする絵画があって、20年間近く、積極的に自分の仕事をアピールしてこなかったことを痛感した。もっと早く作るべきであった。