上高津貝塚考古資料館

 午後5時半まえ、雨天。終日寒い雨が降っている。隣家の野良猫も、雨をさけて、時折ごはんを貰いに我が家の軒下にやってくる。

 先日、11月18日にマキコとふたりで上高津貝塚考古資料館へ行って来た。行く途中で古風な蕎麦屋があったので写真を撮っておいた。

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 吾妻庵と云う蕎麦屋で、建物は随分と古い。

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 店の屋根の上にある看板は、今では見かけない時代掛ったものである。創業130年と云うから明治時代の看板かもしれない。併し、明治から朽ち果てずにいるとも思えないから作り替えのものだろうと盲断している。兎に角、店構えが気に入ったので一度は食べに行きたいと思っている。この日は、考古館行きの帰路、立ち寄ってみたが、そのときは中休みの時間にあたり、閉まっていた。

 上高津貝塚考古資料館は、面白かった。併し、うっかり写真を撮りわすれたので紹介はできない。ここは有名遺跡でもないのに建物は立派で、展示物も親切丁寧であった。もっとも、有名遺跡ではないので、これと云った特色はなく、ただハート型頭部を持つ土偶に似た土偶の展示があり、これは注目できた。ただ、この土偶は頭部が完全に失われていて、肝心のハート型頭部は確認できない。土偶の躰全体からハート型土偶を連想できるだけである。でも、考古館の印象はいい。常設展示と共に別室で特別展を開催していて、こちらの方は圧巻であった。おもに縄文時代中期の土器がたくさん展示されており、「5000年前のモダンアート中期縄文土器の世界」とあったので、それなりの感動はあった。