私のマンデラ・エフェクト

 午後6時まえ、曇天。気温3~13度。昨今の右籾は、草花は枯れ、樹木の葉は落ち、本格的に冬仕様になってきている。今日はとくに寒い風がつよく、ますます冬景色である。

 先日から妙に気になっているのは、「君が代」の作曲者のことである。私の記憶では作曲者はフランス人のはずであったが、ネットで調べるとイギリス人となっている。私は明治初期につくられた「君が代」が外国人の手によるものと知って驚いたが、特にフランス人であるのが以外であった。フランスは幕末に徳川幕府に肩入れしていて、明治政府からは好印象でなかったと思っていたから特に記憶に残ったのであった。併し、事実はちがっているとなっている。釈然としないが、仕方がない。私の勘違い、記憶ちがいであったとするしかない。

 マンデラ・エフェクトは、事実が変化してしまう超常現象を指す言葉である。南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラが投獄されていたときに、獄中で死亡したと記憶する人々がたくさん出て来たことから作られた言葉であった。獄中死していれば大統領になれなかったわけであり、妙なことになっている。

 私たちを取り巻く世界は、並行宇宙の世界であるらしい。その世界では無限の数の宇宙が存在していて、そのひとつに私たちの世界がある。枝分かれする世界、やらなかった、行かなかった世界が別に存在している。勿論、これは仮説の域をでないが、宇宙のことや私たちの世界のことが、ほとんど判っていないので、仮説のひとつとするのは意義があるかもしれない。