オリンピック中止!

 午前9時、晴天。最高気温26度。庭には、昨日の雨のあとが濡れて残っている。今日は晴天。

 いよいよ世間ではオリンピック開催賛否が喧しいことになった。開催まで、あと二ヶ月では仕方がないが、ここは、ひとつ、われわれ一市民もオリンピック開催中止の声を上げてもいいのではないかと思う。

 オリンピック開催中止は必要である。そもそも日本政府のコロナ禍対策が悪く、いまだにワクチン接種どころか、コロナ検査の十分な態勢すら整っていないのだから、世界の国々の人たちから見たら、そんな危ないところには行きたくないだろうし、また世界の国々の人たちの観戦がないのだとしたら、誰のための開催だろうか。また、選手たちはオリンピックの権威に惹かれて、仕方なく、危ないなか行くことになってしまうだろうし、誰のための開催なのか。

 上げた手をおろす勇気も必要である。今回のオリンピックは華々しくはない。コロナ禍で世界中が苦しんでいるときに「平和の祭典」のお題目は場違いであり、開催すれば、必ず世界中から非難が湧き上がることになるだろう。事実、アメリカ、イギリスなどのメディアではオリンピック中止の提案が出ている。このまま、ずるずると惰性のように開催してしまうと、新型コロナの変異株感染が爆発的になり、オリンピック開催の栄誉より、はるかに大きいコロナ災禍を起こした国、総理大臣ということになってしまう。理性的になれば答えは見えている。今、われわれは、オリンピック開催を盲信している人たちを気づかせ、中止に持ってゆくことが、大きなコロナ災禍を防ぐ手段だと思う。平和の祭典は、コロナ禍が終わったのち、ゆっくりやればいいのである。