トランプと選挙

 午前0時まえ、曇天。気温11度ほど。コンビニへゆくために、深夜に外に出ると軀が芯から冷えてゆく。すっかり寒くなった。

 いま、アメリカでは大統領選挙をしている。トランプが勝つか、バイデンが勝つか、アメリカメディアは騒然としている。日本のメディアはバイデン贔屓で、トランプの不利を宣伝していたが、実際、アメリカ国内での情勢はちがうようであり、バイデンが圧勝と日本のメディアは事実でない報道をしていたことになった。日本のメディアは偏った、事実でない報道をする大本営発表のようになってしまっている。誰にたいして忖度しているのか不明であるが、気持ちのいいものではない。もっとも、私もトランプ贔屓ではなく、むしろ、逆の立場と言いたい。併し、報道は正確でなければならず、人々を誘導する道具に落ちてしまっては報道は終わりである。

 それにしても、アメリカ国内の極右勢力といわれている者たちは不穏である。民兵気取りで、銃や防弾チョッキで武装して、今から戦争でも始める気構えで、こんな者たちが堂々とうろつき回っているアメリカという国家は、アフリカなどの不安定な国々と変わらないのではと思ってしまう。こんな精神不安定なアメリカが世界第一の国家を自任していることは、地球の民主主義精神にとって由々しきことである。アメリカはあてにならず、中国は非道な国家であり、ロシアも独裁の道を進んでいる。日本にしても、立派な国家としての体裁は、戦後75年一度も取れずに臍を噛む国家になっている。隣国に侮られ、たかられ、それをはっきりと叩くこともできずに、ずるずると来ている。だらしのない国家、だらしのない時代である。そして、疫病流行。だらだらと八方塞ぎになっている。

 アメリカ大統領選挙の開票結果が出始め、トランプは、選挙は無効だと言い始めている。トランプは、自身の敗北が決まったわけでもないのに、早くも姑息な手段に訴えようとしている。トランプに正義の心はなく、この人物には、ただ手段を選ばない結果があるだけである。このような人物が世界のトップに立つことは人類にとって不幸であり、悲劇である。