午後6時まえ、曇天。気温6～12度。寒い一日である。終日、籠城している。満員電車に乗らなくてよかったので、いい人生だった。だったと過去形にしたが、もう、先のことは判らない状況になっていると思う。電車、バス、タクシーの乗車、エレベーターの中はロシアンルーレットのような具合になっている。いつウイルスに当たっても不思議はない。一日いちにち時間が経つごとに、弾倉にこめられる弾の数は増えて、当たらぬのが不思議なことになるだろう。いや、自分だけは大丈夫と云う心理は「正常性バイアス」と言うらしく、心理学であるらしい。自分の感覚も、自分の命とりになる時世である。充分自戒していきたい。
案外、死亡率が低いとされている新型コロナウイルス感染症であるが、併し、感染力は、非常に強く、あなどれない。日本政府は感染力は強くないと言っているが、その反面、密閉した空間、人込みは避けろと言う。発言が矛盾している。つまり、満員電車はクルーズ船以上の状態であり、併し、経済活動を停止する勇気がないから、だらだらと感染者を増やしている。ある一定数の感染者が増えないと政府としても先手を打ってすべてを停止することは出来ないのだろう。併し、ここはひとつ、英断をする以外にない。日本国内がクルーズ船状態にならぬ為にも、早い時期での政府の決断は必要である。
もし、全世界の7割が感染したら、世界は中世以前に逆戻りするだろう。経済は破綻し、治安は崩壊し、疫病と暴力が世界を蔽うことだろう。そうならない為にも日本政府には、今一度の水際対策と経済活動停止の英断を期待したい。
