長谷川利行展をみる

 午前11時半ごろ、曇天。気温24〜31度。昨日は、マキコとふたりで、阿佐ヶ谷駅から中央線に乗り、武蔵小金井駅へゆき、そこから路線バスに乗って府中市美術館へ行った。出掛けた時間が正午ごろであったので陽射しが強く肌を刺すようであった。府中市美術館では、長谷川利行展は7月8日までの開催しており、ようやく、ぎりぎり間に合った。わたしにとって重要な展覧会でも、この頃はついつい出不精になって行けなかったり、行けてもぎりぎりになることが多い。兎に角、体調を整えて展覧会を鑑賞できたのは仕合せであった。
 展覧会会場では、話題の再発見、新発見の油絵が展示されており感動した。また、わたしにとって初めて見る作品も多数含まれていて、やはり回顧展形式の展覧会でないと、これだけ纏まった数の作品は見られない。そして、画集、展覧会カタログ等で作品を知っていて、しかし実物を見たことがなかった油絵が以外なほどサイズが大きく、これほど大きくなくてもよいのではと思ったり、画家の、その時々のさまざまな事情で絵が大きくなったり小さかったりするのは興味深く、また、この画家ならではの現象であろうと思われた。
 美術館内のショップで、長谷川利行展覧会カタログ1冊を購入し、それから、猫の絵柄のポストカードが目に留まり、購入。猫は、線路の上に香箱をつくっており、しかし、猫の寸法が汽車ほどの大きさがあり、猫が大きいのか、または線路が模型サイズなのかと云う面白い絵画であった。この絵の作者は、ルネ・マグリットである。