雹が降った日

 午前4時前、曇天。気温摂氏21度。24日と25日の天候は大荒れであった。とくに24日は酷く杉並区の阿佐ヶ谷でも音がするほど大量の雹が降ってきて天変地異のはじまりかと思うほどであった。ゲリラ豪雨と云う言葉がつかわれ始めて随分経つが、もうすっかりおなじみの日本の気象のひとつになった感がある。それと豪雨にともなう山の斜面の地崩れもあたりまえのように発生している。日本は、もう昔の日本ではなくなった。そう思うしかないのかもしれない。
 旧版の小さな蔵書票を30枚ほど手刷りした。あと「春をゆく」を摺った。仕事をすればしただけの感慨はある。多少の爽快感に近い感覚がある。このところの私の気分は、画家 長谷川利行の仕事に傾斜していて、併し、利行の画風は表現主義的な具象画であるので、私の画風とは本来相容れない筈であるが、どうしてか利行だけにかぎらず表現主義的なココシュカ・オスカーやキルヒナーなどが気になって仕方がない。