制作三昧の日々

 午後7時まえ、曇天。本日の気温は16度~24度。陽が沈むと、肌寒い。首には、厳冬の首巻をして暖をとっている。

 ここ何日か油絵制作に没頭している。油絵といっても、私の場合は猫の絵柄の油絵である。どちらかと言えば童画に近い雰囲気の画面で、暖かい気持ちになれる油絵を描いている。併し、一枚だけ、どうも、暖かい雰囲気とはちがう油絵が出来上がった。もっとも、私の木版漫画や木版画のなかには暖かい雰囲気と云うよりは、淋しいような気持ちにさせる絵も多いので不思議はないのかもしれない。

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 上掲の油絵は、木版漫画「漂う日々」のひとコマからイメージしたもので、この漫画自体が淋しいような、詩的なもので、暖かいと云う印象ではないものを感じやすいと思う。

 この油絵をヤフーオークションに出品して、次に開催したいと考えている展覧会の先駆けとして試験的に販売をしている。出品して何日か経っているが、販売に繋がりそうな感触は、良くない。新型コロナ禍の第5波が来てから、オークションでも人々の購買意欲は減退して、必需品でない絵画などは総じて売れゆきが良くないようである。もっとも、投機対象の絵画は富裕層を中心にして活発に取引がされているが。私のような感覚に訴えるだけの、投機にならない絵画はオークションでは場違いなのかもしれない。(後日、出品価格と落札希望価格の齟齬によりオークションへの油絵出品は取り下げた)

 話はかわって、先日、新型コロナのワクチンを近所の病院で打って来た。一回目であったので、要領が判らず戸惑うこともあったが、ワクチンを打って15分間椅子に座って様子を見て、それから帰宅した。いろいろと医者から副反応のことを聞かされていたが、私は倦怠感と注射を打った左肩が2日ほど痛んだぐらいで、発熱も頭痛もなく済んだ。これから二回目のワクチン接種になるが、ひどい副反応が無いことを祈るばかりである。