休日終了

 午後2時前、晴天。気温摂氏33度。7日に、東京に2週間ぶりに戻ってきた。いささか三島ぼけの塩梅で、体内リズムが狂っている。三島にいると、どうしても父の介護の関係で、何をするにつけてもテンポを早くしなくては日常生活をこなすことができず、三島に留まれば留まるほどに、こちらの軀は疲弊して蝕まれてゆくようである。もっとも、二人分のことを一人でするので疲れるにきまっている。そして、それに加えて、家の中の片付けと物置小屋の中の不用品の片付け、不用品搬出業者の選定と連絡。また介護認定の手続きのために市役所に出向いたり、また先月まで父が乗っていた車の廃車手続きやら新聞購読の停止手続き、サプリメント購買中止手続き、弁当配達の依頼、また急遽、前歯が抜けそうだと云うことで、歯医者に連絡して診察日の予約を取ったり、まだまだ書ききれないほど細かい雑事は連続して、わたしは自分を失って、右往左往、奔走していた。
 いま阿佐ヶ谷の部屋の中にいて、ゆっくりと自分を取り戻しつつある。まるっきり頓挫していた仕事を再開している。併し、まだ感覚が半分も戻っていない。2週間の休日は、わたしの人生にとって、どう云うことであり、どう云う意味があるのか。これから、考えてゆきたい。