米国の分岐点は、世界の分岐点か?

 午後3時前、曇天。気温摂氏12度。寒い。エアコンの暖房を常時入れている。
 昨晩はとてもショッキングな出来事があった。米国の次期大統領にドナルド・トランプ氏が選出されてしまったのである。米国初の女性大統領の出現だとばかり思っていたら、泡沫候補で、冗談のような過激で莫迦らしい発言を繰り返すトランプ氏が選出されてしまった。今後、世界は混迷の状態を深めていくかもしれない。もし、仮にトランプ氏が発言していたことを実行すれば、たいへんな混乱を招くことは必至である。国境に壁を築き、自国からイスラム教徒を締め出す。韓国、日本から米軍を撤退させ、紛争地帯からも米軍を撤退する。それから、日本にも韓国にも核兵器武装を勧める。そんな冗談のような、どこかの宗教団体のような途方もないことを言ってもらっては困るのである。いったいアメリカはどうしてしまったのであろうか。三流の発展途上国ではないのである。・・・併し、私は完全には落胆していない。アメリカには、まだ半分近くの正気の人たちがいるのである。その人たちの勢力と世界中で連携して繋がっていかなければならないだろう。
 話はかわって、木版漫画「羅生門」の制作である。羅生門の建物に雨の版を重ね刷りしたら錯版してしまって、もう一度、建物の版を刷り直して、再度、雨の版を2版加刷してみた。

▲うまい具合に刷れた。今回はカラー原稿を考えているので、この版画に水彩絵具で手彩色しようと思う。