映画三昧・ふたたび

 29日、午前1時すぎ、曇天。気温摂氏20度。すっかり秋らしくなってきた。先日、49歳の誕生日をむかえ来年は愈々50歳と云うことになる。この歳になると、あの人、この人と有名人の没年齢を気にしても仕方ない具合になってきている。
 まあ、そう云う気分であるが、いや、そう云う気分であるからこそお気楽映画で浮世の憂さを晴らしたいものである。それと、もうひとつ、不謹慎ではあるが陰惨な戦争映画を見ていまの生活の安寧を喜びたい気持ちもある。「プライベート・ライアン」「戦場のピアニスト」「シンドラーのリスト」は素晴らしい映画である。それに「ヒトラー最期の12日間」は盛者必滅の姿がいい。「戦場にかける橋」は捕虜となり襤褸を身にまとって奴隷のように働き、敵方のために立派な橋を造りあげてゆく姿は情熱が転倒していて今の私たちの生活を見るような気もする。