映画三昧

 午後7時、曇天。気温摂氏23度。随分涼しくなった。18号台風一過であるが、各地で被害が出ている。収穫前のリンゴが泥水に浮いている映像を見ると気の毒に思う。
 さて、私はひと月まえほどより映画をレンタルしてよく見ていたが、ここへきて本格的に映画のDVDやらビデオを買い漁っている。私の人生も後半をとっくに過ぎた時点で機を逸した感もあるが、20年、30年まえでは映画ビデオは物によっては一本18500円の定価をつけていて高嶺の花であり、購買意欲のでるものではなかった。しかし、今では物によってはアマゾンでDVDの映画が一点1円、送料340円の計341円で手に入る物もあり、信じられない時代になっている。
 私の場合は、映画なら歴史もの、SFもの、パニックものを見ているが、今のところ買い集めているのは洋画で、どうしても製作費の多いハリウッドの物になってしまう。また中国の製作費の多い歴史ものも数点買っている。邦画は黒澤映画数点の購入を希望しているが、安価なDVDを求めようとすると、どうしても韓国や台湾製のものになってしまって気がすすまなくなる。数年前にも一度黒澤作品を買おうとしたが、やはり状況は今とたいして変わらず、あれこれ逡巡しているあいだに嫌気がさしてしまって買うのをやめてしまった経験があった。こんどはそう云うことがないようにしたいと思っている。