自分であること

 午後2時前、晴天。気温摂氏11度。昨晩テレビを見ていたら、40代、50代の平均貯蓄額は1000万円から2000万円超らしく、とてもびっくりした。まあ、ふつう働き出して20年30年経てばそのぐらいの金ができているのかもしれない。私のところはふたりで生活しているが、貯蓄どころか借金が30万円ほどあるぐらいで、まことにつまらない。金にふり回される人生よりも自分らしく生きてゆきたいと発心して30年、どうにか仕事らしいことも出来つつあるが、まるで金がついてこないのが残念でもある。しかし、ここで節をまげて貯蓄にはげむ人生にかえてみたらどうなるであろうか。たちまち私と云う人間がいなくなってしまうのだろうなと思う。また併し、それほど私と云うものは大切であったろうかとも思う。考えがぐるぐるとおなじところを回っているだけのようでとりとめがない。