月に2回

 午後10時半ごろ、曇天。気温10度〜17度。もう半月以上も頭皮痛(つっぱり感)が続いている。これはおもにストレスによるものらしいが、または加齢による頭髪の退行現象かもしれない。そう言えば近年抜け毛が気になるし、額の上の生際の頭髪の本数が若干減っている気もする。どちらにしても鬱陶しいことである。
 三島に独居する父を見舞うために、月に2度は帰郷している。だいたい2週間に一度で、2日から長いときで1週間ちかく居るので、気分的には二か所で生活している感じである。
 どちらかと言えば、今は、地に足のつかない気分で生活していて、ふわふわしている。創作活動をする上では危機的状況である。もはや、創作的には、なにも手につかないでいる。ただただ心を鎮めるために古銭鑑賞にあけくれたり、ネットで古銭の画像を検索してながめている。いま気になっている古銭は、五銖銭であるが、その手がわり銭と云うもので、銭貨には表面と裏面があるが、その面に当時の銭工の印(星や線)のある物に注目している。
 11月下旬には、ビリケンギャラリー開催の 第3弾「つげ義春トリビュート」展に参加する予定である。今回は、つげ義春氏の名を冠した折角の展覧会であるが、私は、気分的には盛り上がってゆけない。やはり、当面の介護問題が大きくのし掛ってきている為である。たとえば江戸時代の、藩の財政を減殺する目的の参勤交代でも1年置きとかだろうが、併し、それが2週間に一度では自殺行為である。近年、高速参勤交代という弱小貧乏藩をいじめる映画があったが、ひと事ではない。こちらのほうがよほど過酷で深刻である。