のどかな休日

 午後3時前、晴天。気温摂氏26度。もはやジャンバーを着込んでの外出には暑い陽気である。自転車に乗って、遠出を目論むが、やはり体力を考慮して、自転車を反転させ、急遽近場に変更する。年齢と共に、だんだん行ける場所が限られてくるようで寂しい。
 阿佐ヶ谷神明宮は、阿佐ヶ谷の市街の喧騒のなかにあって、唯一静寂の空間を守っている。ここに来ると、いつでも気持ちがゆったりしてくる。

▲神明宮の境内には大きな楠がある。梢に風がわたって、さわさわと音を立てている。
 境内にある丸太を半分に切ったベンチに座り、遠くの空を眺めると、自分が緑の木々に包まれているのに気がついた。