新年の抱負は・・・

 午後6時半すぎ、晴天。気温摂氏5度。夜になると気温は0度になったりする今日この頃である。1日は夕方に近所の阿佐ヶ谷神明宮に初詣に行く。併し、本殿から参拝客の長蛇の列が30メートルほどもあり、本殿前での参拝は諦め、本殿の見えない塀越しに本殿めがけて参拝をした。
 それから、大晦日の長時間の紅白疲れもあり、テレビ等映像は目も脳も疲れるので気分直しに新年早々、銅版画の旧作を印刷したり、詩集「青い空」の添付用木版画の新作を手摺りしている。2日は、早朝からテレビをつけ、路線バスの旅の再放送を鑑賞してしまった。これはどんなものなのか、蛭子能収氏の脱力したチカラ業なのか、惹きつけるものがあり、ついつい見てしまう。
 最近の私の体調はわるくない。去年の暮れの病院での検査結果もわるいと言われなかった。器質的にとくに異状なしである。体調は良くもないが、あまりわるいと感じられなくなっているのは、わるい状態にだんだん慣れつつあるのかもしれない。つまり、体調不良のすべては神経的なもの、加齢による衰えによるもの、疲労によるものであったらしい。
 そして、私の新年の抱負であるが、これも相も変わらず30年来の宿願とも云うべきもので、今年こそは画業のみで飯を喰うと云うことに尽きる。これだけ貧乏の時代が長いと、これは一時的な現象ではなくてお家芸的な色合いである。まさに、今が私たちにとって「今が 陽のあたらぬ春」の状態になっている。