正午に記す

午後1時前、晴天。本日の気温摂氏2〜10度。たぶん外気は10度前後だろう。寒い。部屋のなかに居ても、エアコンの暖房なしではいられない。夜型生活から一転して朝方生活になった。午前10時に起きて、オークションに版画を出品したり、日記を書いたり忙しい。そして、そろそろ阿佐ヶ谷駅前の西友まで買物に行かねばなるまい。買物は、趣味の物や、余分な物を買う分には楽しいが、生活の、食料品などの生活必需品を買う場合は、たぶんに義務感に支配されて楽しくない。それどころか荷物が、文字通りお荷物になって、重くのしかかってくる。
 木版漫画「羅生門」の制作は、雨の彫版を一旦お休みにして、今は下描き原稿を進めている。10枚目まで描いたが、この作品は18枚や20枚では済みそうにない。漫画主導ではなく版画主導にしているために、ひとコマが大きく、絵を思いっきり描こうと思っている。それにしても芥川作品は饒舌で、いや、むしろお喋りが過ぎるところがあり、文章に無駄がある。特に「蜜柑」「蜘蛛の糸」そして、「羅生門」と作っているが、小説の完成度として高いものになっていない気がする。もっとも、チカラの入った作品も多いと思うが、私の認識としては高くない。