木版漫画集「或る押入れ頭男の話」 追記

 午後0時前、晴天。今日も30度ごえの暑い日になりそうである。昨日は、散歩のついでに近所のスーパーマーケット文化堂まで徒歩で出かけた。そして、帰りしな俄かに動悸がして立ち往生を二度ほど繰り返した。摂氏30度にもならない天候で、併し湿度が高かったせいかもしれないが、つくづく自律神経の失調はおそろしいものだと実感した。
 さて、単行本「或る押入れ頭男の話」の話であるが、本のカバーの下には型押しの背表紙があるので、是非ご覧頂きたい。これは私が青林工藝舎の手塚氏に無理を言って入れて貰ったもので、実に思い入れが深い。一冊目は型押しではなかったので二冊目はどうしても型押しにしたかった。何故、私が型押しに、こうもこだわるのか、自分でも判然としないが、これはただ単に嗜好の問題だろう。併し頑強に型押しに対する嗜好性はある。

明朝体活字を新宿の佐々木活字店に注文して、私の部屋にある活版印刷機で手刷りしたものを利用した。

▲ぽつんと、ひとつだけ絵を入れてみた。

▲真ん中に坐っている。