木版画制作

 午後3時前、晴天。もう、すっかり日中は、春らしい暖かさになって活動がしやすくなった。併し、残念ながら春の陽気を別にして、私は体調の、不調の頂点にいるような塩梅である。また併し、暖かい陽気はそれだけでひとつ体調がいいようなもので、どちらにしても有難い。
 どうも、3月10日ぐらいからの自律神経の失調からくる足腰の不調は、実はコレステロールの数値を下げる薬の副作用のような実感があり、とりあえず次に病院に行くまでのあいだは薬の摂取はひかえておこうと思っている。もともと発病しているわけではなく、所謂、未病の段階での投薬であるので、顕著な副作用の症状がある以上は投薬中止は仕方がないことだろう。
 こんな軀具合で、ほとんど活動範囲が半径500メートルほどになっているが、そう云うなかでも俳句づくりに続き、今度はまた新しい猫の木版画づくりを始めている。今度の版画は、以前から考えていながらなかなか実行できないでいた「ばら園」の多色刷り木版画を作っている。版数は6版、8色。手彩色も加えていこうと思っている。手足は萎えているが、気力だけは副作用に侵されず、気力横溢であるので充分できると思う。