Hulu三昧

 午前2時前、曇天。室内気温20度。終日降ったり止んだりしていた雨があがった。明日は晴天らしい。晴天なれば、私は冊子「唐傘奇譚」の残りの印刷作業を明日以降開始する。印刷機は高円寺の環七のところにあるので、そこまで遠路を自転車で行かねばならぬ。
 冊子製造のあい間にHuluで映画などを見ている。またDTVでも、ときおり見ている。Huluでは必殺仕事人の映画版を5本見て、また「リング2」「リング0」「らせん」「犬神家の一族」を見た。これらは、すべて以前見たことがあったが、今更ながらレンタルビデオとはちがい手軽に見れるのは有難い。その点では、いい時代になったと実感している。そして、今頃になってテレビ「家政婦のミタ」全11話を鑑賞した。放送当時は随分評判がよく視聴率がよかったが、その頃は触手がうごかず今になった。松嶋菜々子演じる家政婦のミタは魅力的であった。併し、ミタのキャラクター設定に無理があり、面白くはあったが人物像に人間性がないものである。また併し、視聴者はその点も含めて魅力を感じるのかもしれない。ミタはターミネーターのように無感動に、雇い主のどのような命令をも実行してゆく。そこに可笑しみが出て、それも魅力のひとつになっている。ストーリーは、会社の部下の女と浮気をして離婚を迫る旦那に絶望した主婦が自殺したところから始まる。この家庭は、子供4人と旦那と妻の6人家族であったが段々家庭崩壊してゆく。そこに現れたのが爆弾のようなミタであった。彼女も壮絶な過去を背負って非人間的な人物になっていたが、ミタが引き金になって家族のなかの膿が出てゆく・・・。11話見たあとの感想は、二度見は無いな、と云う感じである。旨味成分たっぷりの脚本と、次話が気になる構成、それだけのような気がする。併し、それでも11話見せられたので、それだけの物はあった。