外は嵐

 午前7時すぎ、晴天。気温摂氏2度。冬は、やはり寒い。東京でも寒いから北はどんなに寒いかと想像するだけで震えがくる。
 世界中でテロ事件が頻発している。今回、邦人を対象とした人質事件が発生して、今朝また新たな展開をみせている。たとえ、どんな状況、理由をつけようとも犯罪行為は絶対に許されるものではない。それは判りきっている。併し、全世界ではさまざまな種類の犯罪行為がいま現在も横行している。今回の事件にかぎらず、日本人にとっては北朝鮮に拉致された邦人の問題があり、未だに解放されることもない。
 地球が、狭くなってきた。昔は、地球は広く、大きかった。併し、今はネットの普及も手伝って狭くなっている。日本にとっても、日本人にとっても狭くなっている。これは、きっと人類にとって、ひとつの転換点であるのかもしれない。今回の事件でも、しっかりとした仲裁者は不在で悲劇は繰り返されている。武力、財力を背景にしない仲裁者の出現が待たれるが、いつまで待てば公平で誠実な仲裁者はあらわれるのか。仲裁者の出現は人類にとっての大きな夢、希望であるが。
 木版漫画「蜘蛛の糸」の冊子制作は快調である。表紙印刷を中野ブロードウェイにあるきょうだい堂に頼み、本文の用紙も手配済みである。あとは、特装版用に木版画を3種類、100部を手刷り印刷してゆく。