続・木版漫画づくり

 午後9時前、曇天。気温摂氏31度。日本列島は各所で局地的集中豪雨が発生して甚大な被害が出ている。私が子供の頃の、40年程前には台風以外ではこのように豪雨の被害はなかったもので、ただただ天然自然のうつり変わり、偶然性は如何ともしがたいと恐怖している。
 私はと云えば、この豪雨発生と時をおなじくして私の軀のなかは荒れ模様で、27日から飲んでいるピロリ菌退治の薬の為ありとあらゆる体調の変化がおきている。
 そう云う軀ぐあいの昨今であるが、体調不良の間隙を衝いて木版漫画制作は継続していた。また併し、薬の副作用により気力体力が奪われてゆくのも事実で原稿のコマ割り、下描きは殆んど進まず、もっぱら版木に絵を写したり、版を彫ったりして制作の進捗のわるさを誤魔化しているに留まっている。