本を読む

 午前2時半前、雨天。気温摂氏20度。窓外はときおり激しい雨音を立てている。このあいだから突風やら竜巻などが実際身にふりかかるものだと思い知って慄然としている。原発問題、残留放射性物質年金問題、日本経済の不透明な成り行きだけでなく天候も成り行きが判然としなくなっている。これで地震の心配だけでなく竜巻まで加味されるとなると、人智では如何ともしがたく、もう天に運をまかせるより他にない気がしてくる。
 いろいろと気持ちばかり焦ってみても詮方ないので、もう死んでもいいと思い捨ててみることにした。謂わば消極的な自殺のきもちのようでもあるが、併し、わたしたちは常に、もう死ぬかもしれない危険に曝されているわけで今更声をあげても仕方がないようでもある。
 ゆっくり、本を読んでみたいと思う。