油絵「祭りの帰り道」

 午後1時まえ、晴天。土浦市右籾は気温17度ほど。暖かい日差しである。やや風が吹いている。寒く感じるほどではない。

 この頃は、油絵を描いている。以前にくらべて、どんどん表現が簡素化されてゆき、もう、何も描かなくてもいいような、消えゆくような気持ちでいる。これは年齢的なものなのか、それとも、私の、個人的なものなのか判然としないが、兎に角、水墨画のように簡素になっていっている。

 これだけ描いただけで、完成していると思っている。もう、ほかに色彩を加える気持ちは起きてこない。キャンバスに地塗りを施し、太い線描で猫の親子を描き、立体感を出しながら地塗りを残して油絵(F4号サイズ)の完成である。