土浦の夕焼け

 午後2時まえ、曇天。気温31度。今日も、暑い一日である。油断すると熱中症になりかねない。昔は、熱中症のことを日射病と言っていたが、今では、すっかり熱中症である。熱中症だと、語句があまり否定的な感じを受けない。熱中することは悪いことではないので「症」を「病」に変えないとピンとこない。「熱中病」だと如何にも疾病らしく、好ましい。これだと充分に警戒できる。

 今日は、午後0時半ごろ、新川河口付近の河川敷(コンクリート護岸)に行き、ブラックバス釣りをした。釣りと言っても、いつも通り、まったく釣れないのでキャスティング(投擲)をして来たと言ったほうが正確である。そして、今日も、やはり河川敷でも暑いので、半時間ほどで納竿した。とても日向に居られるものではない。

 私は、夏というものを軽く考えていたらしい。もっとも、私の知っている夏は、とても優しい暑さの夏であったが、現代の夏は容赦のない灼熱の夏である。もう時代は変わって、躰は暑いが、心は寒々しい時代である。

 先日、撮った土浦市の夕焼けである。こんな景色を見て心を癒している。夕焼けの頃になると暑さも落ち着き、やれやれと云う気持ちになる。子供の頃は夏が好きであったが、大人になった今は、はっきり夏が嫌いである。50年ほど昔の夏が懐かしい。