茨城県は最高!

 午後6時半ごろ、雨ときどき曇り。気温16度ほど。ときおり小雨が降っていて寒い。秋から冬のはじまりを予感するような天候である。

 先日、都道府県の魅力度ランキングが発表されていて、茨城県は全国で魅力度最下位であった。どう云う基準で審査しているのか不明であるが、私としては茨城県が魅力がないとは思っておらず、反対に、魅力の多い、素晴らしい地域であると思っている。素晴らしい点としては、まず霞ヶ浦の存在である。北浦の方には、まだ行ったことがないが、広い霞ヶ浦の景色は圧巻である。長年狭苦しい東京に居たせいか、広々とした海のような湖と広い青い空は、何物をも解放する効能があるようだ。もう、それだけで精神は安定し、生活も盤石になってゆくような気持ちにさせる。それに霞ヶ浦は琵琶湖につぐブラック・バス釣りの聖地であり、休日ともなると霞ヶ浦の港湾や支流河川には釣り人たちが鈴なりになる。とても人気のない、つまらない地域ではないのである。そして、蓮田の存在を忘れてはならない。初夏から秋口ころまで蓮田の葉は青々と茂り、朝早くから蓮の可憐な花が開花するのである。薄いピンク色した花弁がある風景は、まるで極楽のようである。その極楽の景色が、土浦市では、特に多いのである。素晴らしい。茨城県土浦市は、特に素晴らしい。スーパーマーケットも多く、買い物にも不便を感じない。大きい病院もある。小さい病院もある。腕の良い、親切な歯医者もある。東京の、上野にも一時間ほどで行ける。これ以上求めるものはないのである。

 魅力度ランキングをする場合は、ジャンル別にするべきであった。ジャンルがちがえば、おのずとランキングはちがってくる。バス釣りヘラブナ釣りでは関東方面では霞ヶ浦のある茨城県が上位である。千葉県もいいし、埼玉県にも良い野池がある。栃木県にも群馬県にも良い野池、河川がありそうである。神奈川県の芦ノ湖もいい。日本ではじめてブラック・バスを放流した記念すべき湖である。こう考えてみると、東京都などは、関東エリアでは魅力度は最下位のほうである。東京でバス釣りのできる所は奥多摩湖くらいしかなく、しかも、ここはボート釣り禁止なので、現実的にはほとんど釣りは出来ない。宮城の外堀で狭い管理釣り場もあるが、ここもボート釣り専門で、おいそれと手は出せない。

 こう考えてゆくと都道府県魅力度ランキングも、ジャンルによって順位がいろいろ変わってゆくようである。軽々に順位を出して、一喜一憂もへんな話である。