介護生活開始

 午後9時半ごろ、曇天。気温20度。三島の夜は涼しい。田圃に囲まれているので、虫や蛙の声が賑やかである。家のまわりには高い建物がないので、空が広く、大きい。夕焼けが綺麗で、壮大だ。
 いよいよ伊豆に住む父親の介護がはじまった。私は、東京在住のまま遠距離で介護をすることになるが、実家に常駐できないので介護ヘルパーの方や看護士の方たちの力を借りることになる。併し、今の時代は年配者にとっては天国のような時代だと思う。もったいないような気持ちになる。
 トイレ、風呂場、洗面台、電気ポット、電子レンジ、ガスレンジ、電気トースター、食器洗浄機、キッチンのシンクの掃除をする。部屋の中を日に3度掃除機をかける。その他、ベランダのスチール製物置2つの解体撤去と物置のなかに入っている電動工具類の片付け、そして、ベランダの目隠しの解体撤去をする。これは電動工具のサンダーで鉄骨を切断する作業があり、緊張した。どれもこれも簡単に済まないことばかりで、骨が折れる。ベランダには、新たにすだれを垂らして目隠しを作った。
 明日は、函南の山地にあるコンテナハウスの残材確認と軽自動車の廃車の確認をしにゆく予定である。廃車は、一度業者に撤去を依頼したら、業者の言では、もう車はないとのことで、どうも盗まれていたらしい。業者には無駄足をさせてしまってすまない気持ちでいる。もしかするとコンテナハウスも盗難に遭っているかもしれず、そのことも確認したいと思うが、なにしろ山地に行く交通手段が自転車とバスを乗り継いでの道程で、頼りないばかりである。