右籾の家

 午后7時まえ、曇天。気温18度ほど。台風5号が来ると言われて身構えていたが、とうとう来なかった。実際には、海のほうで、盛大に雨がふっていたようであるが、右籾では、それほど降らなかった。

 低気圧のせいなのか、頭が重く、やや頭痛もする。雨は、降っていないが、湿気があるようで、頭が重い。併し、右籾の家のまわりを歩いていると、いっとき、頭痛もわすれる。

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 右籾では、東京との暮らしと違い、虫たちとの争いがおもになる。大きなムカデはでるし、スズメバチも毎日目撃する。今のところ、ここでハチに襲われたことはないが、蜂退治の殺虫剤「ハチジェット」は欠かせない。

 半年前、この家に来た当初は廃屋感漂う借家然としていて、ここに、ほんとうに住むのか?と思ったが、玄関の戸を茶色ペンキで塗り、家の方々も茶色に塗り、また、ベランダの苔のはえたコンクリート部分を清掃し、赤錆の出た鉄柱、ベランダの梁等に白ペンキを塗ると、だいぶ感じが変わり、土から顔を出していた下水枡、配管の頭を埋め戻して、ならして、芝生を植え、トクサを植えていった。春を過ぎ、初夏になると、雑草も、競うようにはえてきて、刈るのがたいへんになった。植木の鉢をいくつか置くと、それらしい感じがでるようになった。