一週間のうちに

 午前3時すぎ、曇天。台風一過、また竜巻などもあり、日本列島の各地に甚大の被害のあとを残した。とくに鬼怒川の氾濫など思いもかけぬ災害で、天災では、なにが起きるのか予測不可能の感がつよくて暗然とした。
 私の一週間の内容は、単調で、併し、内心は楽曲のように日々転調を繰り返しているようで忙しい。今はマイナーコードからメジャーコードに変わりつつある。マイナーの要因は、とくに口内炎の発症と、その痛みによる食事、会話の不自由であったが、また、先日より具合の悪い右肩も原因であり、身体的不具合が要因であることが多い。
 日曜日の、NHKテレビ番組「緊急生討論/10党に問う/どうする安保法案採決」を見ていたら、安保法案に賛成している党が自民党公明党だけでなく、他に3党あることを知り愕然とした。これに維新の党が加わると4党になり、自公とあわせると6党になり、国会のなかでは多数勢力と云うことになってしまう。国民の過半数が反対か、または疑問視しているのに国会のなかでは逆転している。10党の出席者の話を聞いていると、山本太郎氏の話が一番興味深かった。氏の発言は大人の発言ではなく、子供の発言であり大人の都合を言わないところが、今一番人類にとって必要なことではないかと思われた。・・・氏、曰く、原発反対、即廃止。戦争反対、アメリカ追従反対。である。(私にはそう受け取れた)・・・大人は狡く、大人は自身も他人も裏切りやすい。子供の気持ちになって政治ができれば、もうすこし良い政治ができるのではと思った。
 もし、子供にも選挙権、国会での議席があるとしたら、どんな国会になるだろうか。・・・子供は学校で勉強していればいいんだ等はありえないと思う。その昔、学徒動員や工場での徴用は、下は14、15歳の子供たちが国家の名のもとに戦争に参加させられていた。国は都合で14、15歳を子供としたり、もう大人だろうとしたりするが、実際は子供もしっかりした一人の人間であることを忘れがちになる。・・・大人は、子供の良い部分を積極的に利用すればいいと思う。やがて大人となる子供の良いところを、大人になった元子供は伝統的に子供の良い部分を掬い上げてゆく。そう云うことがあってもいい。