東京めぐり

 午後10時すぎ、晴天。今日の日中に日焼けをしそうなほど暑かった。JR市ヶ谷駅を降りて、駅前を歩くと歩道の日陰に3人の警察官が立哨警戒をしていて驚いた。横断歩道を渡ったところにも複数の警官が立っている。8月15日の靖国神社付近の道路では、そのような景色も致し方ないのかもしれない。しばらくすると太い道路の向こうから大音量の街宣車が何台も連なって、それぞれの軍歌を垂れ流しにして通り過ぎていった。北方領土を即時返還せよ!教育をしっかりせよ!など、ほとんど政府とおなじことを主張しているが遣り方がまずいと思う。至極正論であるが、あれでは国民が離れてゆくばかりで逆効果である。
 東京めぐりの最初は、遊就館を見学してゼロ戦、彗星、回天、震洋、桜花、伏龍の模型等を見る。感慨深い。備えは万全にして非攻の精神でいけたらと思う。墨家非攻であった。たしかに、墨家は廃れてしまったが、今一度その精神を復活させていけたらと思う。・・・・・仕事をして金を稼ぎ、貯金をして、万が一に備える。生命保険、医療保険を掛ける。それと同じことで国家としては、国民の生命と財産を守る。警察、軍隊は必要である。できれば泥棒のいない善人だけの国民、国家ならいいが、現実はファンタジーではないので、やはり必要である。国内だけでなく国外に対しても同様のことが言える。備えは万全にしないと安心して暮らしてゆけない。