日曜美術館を見る

 午後3時前、晴天。気温摂氏23度。すっかり季節は春である。風もさわやかに吹いている。庭木の葉の音が気持ちいい。
 日曜美術館を見ていると、仏画のことが放送されていて、みうらじゅん氏が出演してコメントしていた。そのなかで仏画と仏像イラストの違いについて話されていて、なるほどと思うところがあった。仏画は、描くもの見るのも信仰に繋がってゆくが、仏像イラストは信仰とは無縁の商業的な部分がほとんどである。以前、興福寺の仏頭を見たが、そのときも仏頭の造形が信仰に繋がってゆくものだと観取されたが、造形そのものにあからさまな作家性は感じられず類型的であると思った。仏画もやはり同様であると思う。