体調不良の日々

 午後2時前、小雨。気温摂氏26度。蒸し暑い昼である。阿佐ヶ谷のアパートの近所を自転車で徘徊する。新しい木版漫画「或る押入れ頭男の話・ゴミ屋敷」づくりの取材のため、町の風景の写真を撮ってまわった。私の漫画は、空想で描くことが多いがリアリティをだすために細かい部分は写真を見て参考にしている。
 それはそうと、最近の私の生活は昼夜逆転していて相当に体力を消耗しているようで、もう年齢的にも無理なのではないかと思っている。昼の二時前と云うのに、もう眠くて仕方がない。それに胸のあたりや軀全体がびりびりと痺れるような細かい痛みが走って気持ちがわるい。併し、昼夜逆転して漫画の原画を描かないと筆はすすまないので、どうしたものかと思っている。また併し、昼間、原稿をつくると案外健康的で建設的なものが出来るかもしれない。