猫の杜

 23日午前3時すぎ、晴天。気温摂氏21度。夜、自転車で出歩くと肌寒いぐらいである。阿佐ヶ谷駅前の西友に午前1時半頃出掛け、米5キロ、アイスコーヒー1リットル、バナナひと房など重い物ばかりを買う。深夜にも関わらず旧中杉通りはひと通りがあり夜と云う感じがしない。
 アックスの新刊が編集部より送られてくる。今回は、私は猫の木版画を一枚掲載してもらっている。俳句もひとつ載っているが、なにせ玄人ではないので、どこまでのものになっているのか心配でもある。併し、7月の季語はふまえて作ってみた。掲載の版画は石段の背後の森が消えているが、原画は黄緑色で森がある。風鈴は版画には描かれていないが、イメージのなかで鳴っていることにしている。私のところでは、思えばながい猫たちとの生活があった。いまは旅立っていった猫たちのことを時折思い出して生活をしている。はじまりがあれば、終りがある。そう思うことにしている。