変体かな

 14日午前2時すぎ、晴天。気温摂氏17度。わりあい暖かい。・・・この頃は、明治18年に刊行された坪内逍遥著「小説神髄」の復刻版を読んでいる。復刻版であるので印刷状態はよく読みやすいが、併し、文章でつかわれている平仮名が昔風というか、読めない文字が多数あって苦労している。たとえば「に」とか「は」の文字であるが、現代では「に」は「仁」が元になっていて、それだけが元であるが、それが明治だと「尓」が元になっていたり、また「丹」が元になっていたりで初めてだと判読できない。それから「か」や「は」も変体仮名があり、苦労する。
 仕事もせずに浮世離れしたことをしていると申し訳ないような気もするが、併し、定まった仕事がないので仕方がない。