選挙について

 11日は選挙にいってきた。政治は愈々さまざまに混迷を深めているが、私の生活もより一層混迷を深めつつある。混迷になる原因は日本の政治経済にもあるが、いま、物が売れない、版画が売れないことが困る。これをなんとか解決したい。そう云うことで雨のふるなか投票所に行ったが、併し、投票したい人がいない。どうしても一票を入れたい立候補者がいない。
 これはきっと、私の立場が、いまの日本の政党と繋がっていないからであると思った。できれば私の立場に合った、たとえば美術や芸術をたいせつにしてくれる、版画の仕事を積極的につくってくれる政党があればよいのだが、今のところそう云うところはない。公共事業で橋やダムはつくられるのに版画はつくられない。残念である。