木版漫画集「或る押入れ頭男の話」刊行決定

 午後2時半前、雨天。細かい雨が降っている。室内で、冷房を入れずにいられる天気である。
 昨夜、出版社からメールがあり、7月25日に、木版漫画集「或る押入れ頭男の話」が刊行される旨を伝えられた。いよいよ刊行の運びとなったが、この本はいろいろと刊行に関して平坦な行程ではなく、挫折があり、苦労が多くて、感慨深い一冊となった。いや、まだ手許に本が出来上がってないので、ちょっと喜ぶのは早いかもしれない、併し、今は先回りして喜びたい気分である。この頃は、心に負担になることが多くて仕事ができず困惑していたが、ここに来て自分を取り戻すことが出来そうである。なにしろ私の仕事を爪の先ほども認めない肉親の存在は苦いばかりで有難くない。まあ、認めないのは、なにも肉親だけではないが、少数とはいいながら支持してくれる人々の存在を心に刻んで仕事をしてゆきたいと思う。
 話は、ガラリとかわり「過去に気になった物たち」を、また掲載したい。

▲賞状の画像をポストカードにしてみた。
 これは、私が小学生だった頃に貰った賞状である。すべて図工の授業の、絵画にたいする賞状で小学2年生から6年生まである。4年生と5年生のときは2枚貰っている。私の子供の頃は、図工と体育の授業だけが得意であったが、算数は特に苦手だった。併し、今となってはそれらの記憶は曖昧で、たしかに私は算数の出来がわるくて、担任の教師の奥さん(教員免許あり)のところに出向いて勉強をみてもらっていた。出来がわるい子供を元気づけるための図工の賞状のような気もするが、算数の勉強をみてもらっていた5年生、6年生のときだけではなく、まったく記憶がない2年生のときも賞状があり、また少しだけ記憶がある3年生、4年生のときも貰っている。どちらにしても子供の賞状であるので他愛もない。それから2枚破れた賞状があるが、これは何故破れているのか、今ではもう判らない。多分子供同士で引っ張って破れたものらしいが、詳細は不明である。