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 午後4時頃、曇天。すっかり陽の暮れるのが早くなった。気がつけば12月も、あとわずかになった。
 思いは散り散りに乱れて、あれやこれやと手をつけていったが、ひとつとして纏まっていない。まあ、纏まるとしても早くて1年、いや2年は掛る事をしている。ところで、私がひとりでくずぐずしている間にも、事態は着々と進展して、来年は1月早々に「ガロ〜アックス〜長井勝一」展に、額装版画を一点と冊子販売で参加することになった。それから、いよいよであるが1月中旬頃に、木版漫画「或る押入れ頭男の話」が刊行される。嬉しいかぎりである。これは前著のときもたしかに嬉しかったが、今度のは熱望、切望をこえて悲願のような心境のうれしさである。この一冊を出して世に問うてみたい。自分をためしてみたい気持ちでいるが、どうなるか? 

▲漫画雑誌アックス108号に掲載