6月15日、午前7時34分。37.1度の微熱のなかにいる。熱が出て、もう4日になる。抜歯の為に発熱しているが、薬を飲むと治まり、薬の効き目が切れだす頃になると熱が出だす。そんなことを昼夜を問わずに繰り返していて、いい加減うんざりしている。私の場合は、平熱が35.5度であったり、高くても36.2、3度であるので、37.1度と云うのは相当に異常事態で、身体がふらついて横臥したまま、何も考えることが出来ない。意識のすべてが発熱することにむかっているため、版画の仕事は停滞している。気がつくと、こんなに何もしないのは久しぶりであることに気がつく。
