展覧会へ行く

 午後5時前、曇天。気温摂氏21度。ようやく春らしい気温になってやれやれである。16日の土曜日は新宿へ知人の展覧会へ行ってきた。
 ひとつは、清水真理氏/人形制作、田中流氏/写真撮影の展覧会でギャラリー新宿座であった。ひさしぶりで田中流氏とすこしではあったが歓談できてよかった。そう言えば私が、逢ってすぐに「ひさしぶり」と挨拶すると、田中氏は「ひさしぶりじゃないよ、去年も逢ったじゃない」と言っていたが、併し、それは2011年の5月頃のことで、今年は2013年3月中旬である。もうすこしで丸二年だ。考えてみるに、一年ぶりでもひさしぶりの範囲に入りそうであるが、われわれの年代(来年で50歳)になると一年は、あっ、というまであり、3年ぐらいないと手応えがなくなっている。なにか事をおこなうには5年10年と時間が掛るのを知っているのである。
 ふたつ目の展覧会は新宿の大京町のギュラリーであった。玉川麻衣氏の繊細なペン画はすばらしい密度と神経の張りをみせていた。どちらの方々も20年も創作を続けていて、継続はそれだけでチカラであると思った。
 断続的に木版漫画「鉄橋のある風景」の制作を続けているが、先ほど6枚の彫版が終了した。あとはバレンによる摺り作業である。