オランダ・シーボルトハウス「ねこ」展

 午前10時まえ、曇天。気温8度。つめたい、こまかい雨が降っている。冬到来を実感する。

 来年の、2020年1月31日から7月15日まで、オランダ国のライデンにあるシーボルトハウス(博物館)において「ねこ」展覧会が開催される。私の、猫の木版画も展示予定である。ほんとうに展示されれば中国の浙江省杭州市での展覧会展示に続き、海外での展示は二度目になり、アジア以外では初めてになる。中国、オランダと云う展開は古風であり、私にふさわしくもある。

https://www.sieboldhuis.org/ja/exhibitions/neko-de-kat-in-de-japanse-kunst

大型木版画彫版④

 午後1時、雨天。パラパラと雨が降っている。この分だと終日雨降りになりそうだ。

 大型木版画の彫版は、ほぼ終了した。

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 あとは画面の外周を彫るだけである。この版画は、彫りはじめるまえは、阿佐ヶ谷の街がごちゃごちゃして彫りにくいと思っていたが、彫ってみると案外すっきりと、むしろ彫り足りないような気もしている。出来れは、この版画はシリーズ物にして、北斎の三十六景のようにたくさん作ってゆきたい。もっとも、一版つくるのに、ひと月以上掛っているので、順調にいっても三年は掛る計算である。

 

大型木版画彫版③

 午後2時半、雨天。気温12度。ぱらぱらと雨が降っている。暖房は入れっぱなしである。もう、冬を感じている。

 大型木版画の彫版も終盤である。あと一日ぐらいで彫り上がりそうである。

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 今は、右手の人差し指の先が痛くて仕方がない。日記の文字打ちも、右手の人差し指なしで打っていて、不便である。

 

大型木版画彫版②

 午後5時すぎ、曇天。気温15度。寒い、と感じる。秋の気配を通り越して、冬の感じがある。

 新しい木版画の彫版作業は順調に進んでいる。しかし、この大きい版を刷るのが難儀である。一度に刷らないとならないが、3時間、4時間は刷るのに掛りそうで、これだけの長時間だと腰が持つかどうか、不安である。刷りの作業は腰に負担が掛り、ほとんど中腰の状態が続くので、重労働は農作業に匹敵すると思われる。一見地味で、簡単なように見える版画摺りであるが、実はたいへんなのである。

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 画像では、もう少しで彫り作業も終わるように見えるが、案外、版が大きくて、あと二日、三日は掛る。

 

大型木版画彫版

 午後8時、曇天。気温9度。いよいよ寒くなってきた。そろそろ庭のゴムの木を部屋のなかに入れねばなるまい。

 「或る押入れ頭男の話」の男の世界観による木版画を制作中である。着々と進行しているが、やはり、手彫りであるので、一日あたりB5サイズぐらいの面積しかできない。

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 先日掲載の画像にくらべて、あまり変化がないように感じる。併し、右手の人差し指の先は彫刻刀を握っていてタコのように硬くなりつつある。